☆アメリカ大統領選挙☆

2016.08.19 Friday 11:45 AM

【お仕事】


7月下旬、アメリカの大統領選挙の党大会が行われました。

民主党の大会が開かれる
ペンシルベニア州のフィラデルフィアへ。
気温35度超える 灼熱の大陸での取材報告です。


大国アメリカの「リーダー選び」は、まずそのスケールの大きさに圧倒されます。

1年半かけて、国民やメディアから吟味される・・
その期間の長さはもちろん。
11月に控える本選挙を前にしての『党大会』で、この盛り上がり。

自分たちが支持する党の代表を、最高の演出でお披露目し
その結束を、改めて噛みしめ気持ちを高めていく・・・
まさに、党を挙げての 『お祭り』 なんですね。


ただ、今回は両党とも 足元の結束が乱れる場面も見られました ↓

(ヒラリークリントン氏に反対し、バーニーサンダース氏を支持する人達のデモ)


党大会は丸4日間。

民主党大会は、午後4時過ぎから夜中まで続き
ステージでは、支援者のスピーチや著名な俳優や歌手のステージが
繰り広げられます。
CNNは、終日その模様をライブで伝えます。
最終日には、風船が空から(天井から・・)シャワーのように降り注ぎ
高揚感は一気に高まります。
この国の底力、重層感、不思議さを感じた瞬間でした。



ヒラリークリントン氏とドナルドトランプ氏が争う、今回の大統領選挙。

日本では分からなかった、幾つかの疑問について
少し見えてきた部分もありました。


○ かつては泡沫候補と言われ、過激な発言を繰り返すトランプ氏に
   何故、これだけ支持が集まるのか?

実際に街の声を聞いていると、
その「人柄や言動」だけでは かたづけられない背景があるようです。

今アメリカは、経済格差、移民問題、人種対立、テロとの戦い、銃による犯罪など
重要な問題を巡って国が分断され
「次のリーダーはどんな解決策を提示してくれるのか?」
1人ひとりの不満や怒りが膨れ上がっているな、と感じます。
これまでの常識や価値観を揺るがすほどのパワーです。

そこに登場したのが、経営者としては成功を収めたとされる トランプ氏。

政治家としての手腕は未知数ですが、経営者としての彼の功績(失敗も含め)を
見てきた国民が、その辣腕で「凝り固まった政治を打開してほしい」
賭けてみたい・・と思う気持ちも、少しだけ分かるような気がします。



○ ヒラリークリントン氏に対し「好き」「嫌い」の振れ幅が大きいのは何故?

特に、女性の意見を聞いていると、その要因がじわりと見えてきます。

おおよそ40歳代以上の女性たちにとって クリントン氏は
まさに「ガラスの天井」を破るべく、果敢に戦い 道を開いてきた印象が強く
支持率も高いと言われています。

一方、すでに男女平等の環境で育ってきた若い女性たちにとっては
女性進出より「経済格差」の方が大きな問題。
奨学金のローン返済などで困窮する彼女たちの目に、
度々お金の問題で攻められてきたクリントン氏は 
好ましく受け止められていないようです。


さらに。  
「セキュリティー・マム票」 とも言われ、
国の安全を心配する、子供をもつ女性達をいかに味方につけられるか 
というのも重要なポイントになっているようです。


(池上彰さんと共に 民主党大会を取材中です ↓)



これからのアメリカの方向性を決める、
大きな分岐点となりそうな 今回の選挙。
現状では、ヒラリークリントン氏が有利に戦いを進めていますが、
とにかく前例のないことが次々に起こっているのが この選挙。
残り3か月、まだ分かりません。


11月8日の本選挙の行方も注目ですが、
大きな地殻変動を起こすほど深まった、この分裂の原因と処方箋について、
私達も、よその国の事・・ではなく考えなければならないな、と思っています。





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