
作家 辻仁成さんからのご指名は この方。
文章を書くということは、
空気を吸うように 水を飲むように 必要なことだと話す
脚本家の 北川悦吏子さん。
「愛していると言ってくれ」
「ロングバケーション」
「ビューティフルライフ」・・・ 恋愛ドラマの神様と言われ
ヒット作を連発していた北川さん。
仕事が最高潮に達していたその時、
北川さんは10万人に1人とされる難病と、まさに死闘を繰り広げていたのです。
インタビューは、そんな衝撃的な話から始まりました。

免疫障害の病気で、とにかく体中が痛くて痛くて眠れない、食べられない
痛みと不安による震え、鬱状態に悩んだことも・・・
想像を絶するような生活は10年にも渡り、
そのほぼ3分の1は、病室で過ごしていたそうです。
あの超ヒット作「ビューティフルライフ」も、まさに病室で
一話一話つむぎ出されていたという事実に 驚きました。
『 あの頃は、ホントに自分で自分を励ますために、
あんな風な(病や障害を抱えた人が、強く生きてゆく)
物語を書いていたんですよね。 』 (北川さん)
「障害者を食い物に・・」 心無い批判も。
実は、当の本人が一番傷つき、自身の想いそのものが、
あのドラマの中の印象的な台詞になっていたんですね。
そんな北川さんのお薦めの一冊は・・・
『 私の猫たち許してほしい 』 佐野洋子 著
( 小さくてすみません・・・ )
独特の世界観をもち、「100万回 生きたねこ」 で知られる
佐野洋子さんが、日常を綴ったエッセイ集です。
北川さんは、この本への想いをこう語ります。
『 作品を好きになるということは、その出来不出来というより
作風が好きか、その人が好きかどうか。
私は、すごく好きな文体を見つけ、この人が好き!って思ったんです。』
佐野さんの心のフィルターを通すと、世界はこんな風に切り取られるんですね。
どんなに歳を重ねても、物事を真っ直ぐに素直に吸収し、
分かったふりをせずに表現する・・・
こちらまで 素直な気持ちにさせてくれる、そんな一冊です。

難病と闘った経験は、自分の中の財産。
そういう立場でしか知り得なかったであろう、多くのこと。
全てを強さに変えて、書く事で社会に還元していきたいと
北川さんは言います。
『 病院のベッドの上でも、物語を作り始めたら
私はどこへでも行ける。
書く事が私に授けてくれたこと、その恩を絶対に忘れたくはないです。 』
これからも、私達の心を揺さぶる素敵な物語を・・・
楽しみにしています☆
「スミスの本棚」ホームページはこちら
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/blog/smith/
![]()
![]()
![]()


