
【Japanesque=外国人の目に異国情趣が感じられる純日本的な雰囲気】
寒い冬は嫌いですが、冬の日差しは大好きです。窓際にソファーを移動させて、陽光を浴びながら読書をする、これ休日の楽しみです。

今でこそ活字好きになりましたが、子供の頃は「ファーブル昆虫記」も「シートン動物記」も読破できず。静かに読書をする兄の横で、いつも「妖怪図鑑」を見ながら、きゃーきゃーひーひー言っていました。。。私は読書が嫌いだったのか?いや、そうではない。「妖怪図鑑」が大好きだったのである!胸を張って言うほどのことではないけれど「日本の妖怪図鑑」「世界の妖怪図鑑」を何度も何度も読んだものです!!
またまた前置きが長くなりましたが、今回は森美術館で開催されている「没後150年歌川国芳展」のお話。
映画を観ようと思ったら時間を間違えてしまったので、「暇だから覗いてみるか」と訪れた歌川国芳展。“へんてこりん”な絵を書く幕末の浮世絵師ね、という程度の認識で覗いた展覧会。うわぁぁ!凄い人込み!もしや歌川国芳は知っておかねばならぬ偉大な浮世絵師なのか!これはインプットせねば、ミーハーな知識欲が駆り立てられました。ナニナニ、天保の改革によって役者絵や美人画が禁止される中でも、役者を猫や魚に変身させて描いたり、昔ばなしの中に老中・水野忠邦などを連想させるような巧みな画を描いて幕府を風刺したり。禁令の網をかいくぐりながら描き続けた、気骨あふれる才人であるそうな。

しかし所詮ミーハーな私の知識欲、役者絵→美人画→風景画を、競歩のようなスピードで鑑賞。そろそろ折り返し地点か?なんて思ったところで足が止まりました!大好きな妖怪の絵!子供の頃に夢中になった妖怪たちではないか!歌川越しに水木しげるが浮かびました。そこから先は果てしなく続く“へんてこりん”な歌川国芳ワールド!擬人化された魚や動物たちの絵からは「千と千尋の神隠し」が連想され、今度は歌川越しに宮崎駿が浮かびました。ジャパネスクを体現する現代のアーティストたちも、歌川国芳の影響を受けているのだろうか。舶来のものに憧れ、取り入れてきた日本文化だけど、ジャパネスクは想像以上に深く強く根を張っていて、今も脈々と受け継がれているのだと実感。行ってよかった!少しでもアンテナに引っかかったら、行動にうつすといい事あるのですね!ビバ!ミーハー!

![]()
![]()
![]()

