今シーズンから楽天の松井稼頭央選手。
都内のグラウンドで行われた自主トレを取材してきました。
高校時代は投手として活躍、“超”強肩で知られる松井選手。
その遠投に度肝を抜かれました。
写真・背中が松井選手。その視線のはるか先、ポツンと白く映る相手までの距離は90m。
もちろん悠々届くのは分かります。
驚くのはまずその軌道。
助走なし。
ゆったりとしたフォームから放たれたボールが、放物線を描かず、ほぼ“直線”的に飛んでいくのです。
そういう遠投の「角度」を見たことがないので、「はっ?」って感じになってしまいました。
もうひとつ驚いたのは、ボールのスピード。
反対側から見ていると、まさに“糸を引くような”送球なのです。
自分では「この辺から、こういう軌道で落ちてくる」という感覚があるのですが、
それとは逆の、反り上がるような感じで飛んでくるのです。
実はボールを受けているのは、東京ヤクルトの加藤幹典投手!(豪華!)
お話を聞くとやはり「最後にぐっと伸びる」とのこと。
投手と野手、肩を仕上げる時期に違いはありますが、汗だくの加藤投手と、涼しい顔の松井選手、その対照的な姿が印象的でした。
アメリカではセカンドでの出場が多かった松井選手。
楽天ではショートでの活躍が期待されています。
「どこまでやれるか楽しみ。すべての数字にこだわりたい。」と話した表情に、
仕事を忘れてワクワクした増田でした。